作業を始める前に, Linux インストールの流れをつかんでおきましょう.
既に Windows が入っている PC に Linux をインストールするには以下の2つの方法が存在します.
一つがデュアルブートと呼ばれる,ハードディスクドライブを分割して OS を二種類インストールする方法です.
通常 Windows で使用している領域とは別に,Linux 専用の領域を作成し,そこに新しく Linux をインストールすることになります.
デュアルブートの場合の概要図は以下のようになります.
デュアルブートでインストールした場合, PC の電源を入れた後, Windows か Linux どちらを起動するかを選択することになります.その際に選択された OS のみが起動.
デュアルブートの場合,どちらの OS で起動したとしてもハードウェアをすべて占有しているため,比較的安定しており動作も軽快であるというメリットがあります.
しかし,どちらか一方の OS でしか起動できないため OS 間のデータの受け渡し等,状況によっては不便な場合があったり,一方の OS を削除する際など注意しないともう片方の OS ですら起動できなくなってしまう恐れもあります.
もう一つの方法が仮想OSとして Linux をインストールする方法です.
仮想OSとは,仮想マシンモニタと呼ばれる特定のアプリケーションを用いて, OS 上のアプリケーションとして仮想的に OS を動作させる方法です.
仮想OSの概要図は以下のようになります
仮想OSのメリットは, OS をアプリケーションとして動作させているため, OS 間のファイルの受け渡しや,インストールやアンインストールといった操作が楽であることです.
また実質的に,一台の PC で一度に複数の OS を動作させることができます.仮想化をしない場合,動作させる数だけ PC が必要になってしまいます.
デメリットは一度に複数の OS を動かすため,普通にOSを動作させるよりも動作が重くなってしまうことです.メモリや CPU などにそれなりのスペックが要求されます.
このLinuxインストールガイドでは, Windows 上で Linux を仮想OSとして起動する方法を説明します.
OS上で仮想OSを動かす場合,仮想化される OS をゲストOS,受け入れる OS をホストOSと言います.
今回の場合は LinuxがゲストOS,WindowsがホストOSになります.
ではインストール方法について説明します.今回は仮想OSとしてUbuntuと呼ばれるLinuxをインストールします.
また仮想化ソフトウェアには,VMware Playerを使用します.
- 仮想化ソフト: VMware Player
- 仮想OS(仮想ディスク): Ubuntu
仮想OSはWindowsのアプリケーションと同じに見えますが,実際は立派なOSですので
Windowsのアプリケーションと同じようにタスクマネージャ等からの強制終了は行わないで下さい.
データが破損し,起動できなくなる可能性があります.
終了する際には仮想Linux上からWindowsと同じような終了手順を踏んで下さい.
なお今回の仮想OSインストールには約 6GB 程度のディスク容量を想定しているため,ハードディスクに空き容量が足りない場合は,事前に整理して領域を確保しておいて下さい(CドライブではなくDドライブへ仮想OSをインストールしても構いません).
また, 仮想OS上でファイルを作成すればするほど仮想OSとして割り当てた領域を消費していくわけですので,Linux+保存しそうなファイル容量を見越してサイズ割り当てをして下さい.
ゲストOSとしてLinuxのインストール作業が終了したら, VMware Playerを起動し, 起動用ファイルを選択するだけでLinuxを起動することができるようになります.
作業の大まかな流れは以下の通りです.
- VMware Player と Ubuntuの仮想ディスク をハードディスクへコピーする
- VMware Player を起動し, Ubuntuのインストールおよび初期設定を行う
- 情報学部用に追加の設定変更を行う(授業で使用するソフトウェアの追加等)
なお,念のために重要なファイルは予め外付け HDD などにバックアップを取ってから作業を行うようにして下さい.
ノートPC 本体,LANケーブル, 電源アダプタ(インストール作業には時間がかかるので,バッテリ駆動での作業は非常に危険です.必ず電源アダプタを接続してから開始しましょう).
必要なファイルの一部をネットワークを介して取得します.
学内で行う場合は,ネットワークに接続できるよう,Windows上で認証を済ませておいて下さい.
また,ソフォス以外のウイルス対策ソフトを自分でインストールしている方は終了しておいてください.
ファイアウォール機能により正しくインストールができない可能性があります.
上記二つのファイルをハードディスク上へコピーしたら,VMware-player-3.0.1-227600.exeを右クリックし「別のユーザーとして実行」を選択し, 管理者権限(Superuser, Adoministoratorなど)で起動します.
ウィザードに従い, インストール場所の指定やショートカット作成の有無を決め, インストールを開始してください.
インストール終了後に再起動を求められた場合は「OK」を選択して, 再起動してください.
ubuntu-ja-8.04-vmware-i386.zip(圧縮ファイル)を右クリックし「すべて展開」を選択し,ハードディスクの適当な場所へファイルを解凍してください(最終的に6GB程の大きさになるため,Dドライブなど空き容量の大きい場所へ解凍することをお勧めします).
VMware Player でOSをインストールするためには以下の3種類のファイルが必要になります.
- isoファイル: その Linux をインストールするために必要なデータ
- vmxファイル: VMWare で Linux を起動するための諸設定
- vmdkファイル: 仮想OS がアクセスする仮想のディスク領域
基本的にこれら3つのファイルを用意するとすべてのOSを仮想OSとして動作させることができます.
iso は公式サイトにいけば手に入りますし,vmk や vmdx ファイルはフリーのツールを使っても手軽かつ簡単に作成することができます.
本ページで説明するLinuxインストール方法に慣れたら,ぜひ,これらのファイルを自分で作るところからLinuxインストールに挑戦してみて下さい.別ページにISOからのインストール方法として用意しておきましたので参考にして下さい.
その場合,本章の内容は読み飛ばし,上のISOからのインストールページを参考にログイン画面の表示まですすめてから,次の3章の「追加設定」から続けて下さい.
話を戻しますが,解凍されたフォルダには,上記の3つ以外のファイルがあったりisoファイルがなかったりすると思います.
実は,この圧縮ファイルは,Ubuntu開発者側がVMware用に提供してくれている仮想OS用のセットであるためで,初心者でもLinuxインストールを楽に行えるよう手を加えてあるものです.ISOからLinuxインストールする場合に比べ,若干インストール手順が省略されていますが,基本的な流れは一緒です.
では,仮想OSとして実際にLinuxのインストールを開始してみましょう.まず,VMware Player を起動して下さい.使用許諾契約が表示されるので「同意します」にチェックを入れてOKを押してください.
起動画面が表示されたらコマンドの「仮想マシンを開く」を選択し, 解凍したフォルダ内の「Ubuntu.vmx」を選択してください.
開くと仮想マシンが登録され,次回から簡単に開くことができます.起動には「Ubuntu 8.04 Japanese」のタブから「仮想マシンの再生」を選んで下さい
暫く待つとインストール設定画面が表示されます. 言語の選択では「日本語」を選択し, 「進む」をクリックしてください.
途中で「VMware Tool」というツールのダウンロードやインストールをすすめてきますが,まだインストールが終わっていませんのでキャンセルしておいてください.
時間帯の設定では「Tokyo」を選択し, 「進む」をクリックしてください.
キーボードレイアウトでは左リストでは「Japan」, 右リストでも「Japan」を選択し, 「進む」をクリックしてください.
ユーザ設定画面では, Ubuntu にログインする際のユーザ名とパスワードを,以下を参考にして設定します. 特にユーザ名は自由で構いませんが, Windowsのログインに使用しているものと同じにすることで, ファイルを共有する際に若干手間を省けるようになります.
- あなたの名前は何ですか?: 例えば,Shizudai Taro などをここに入力します
- ログインに使いたい名前は何ですか?: みなさんのメールアドレスに使っている番号(cs08XXX)を入れます(ユーザ名)
- パスワードを入力してください: お好みの,他人に推測されにくいパスワードを8文字程度で入力します.左と右の両方に同じ文字を入力しください(パスワード)
全ての項目を入力し, 「進む」をクリックしてください.
暫く待つとログイン画面が表示されます.途中でエラーが表示されるかもしれませんが, 特に問題はないのでOKを選択してください.
UbuntuとVMware Player側の問題なのですが,次の追加設定をする際に対処します.
Linux を利用するにはまずログインしなければなりません.
通常の作業(プログラムを開発したりとか,メールを読み書きするなど)を行う場合は,一般ユーザ用のアカウントを使用します.
また, システムの重要な設定ファイルを操作するような場合は root(管理者)のアカウントで作業をします.
ただしUbuntuにはrootアカウントはデフォルトで設定されておらず, システムに関わる操作をする場合は sudo コマンドを利用します.
それでは,先ほどのLinuxインストール時に設定したユーザ名を入力し, 続いてパスワードも入力してログインしてみて下さい.
暫く待つと,以下のようなデスクトップ画面が表示されます.
ただし,初めて起動する時は,Linuxの初期設定反映などによって下記の画面表示までに多少時間がかかりますのでお待ち下さい
画面の上の方に表示されている「システム」->「システム管理」->「アップデート・マネージャ」と順番にマウス選択を進め,アップデートマネージャーを起動してください.
アップデートマネージャーが起動したら,「再チェック」をクリックしてください
このときパスワード入力を求められるので, ログインに使用したパスワードを入力してください.
重要なセキュリティアップデートの欄に幾つか項目が追加されているので, 「アップデートをインストール」を選択してアップデートを開始してください(環境にも依存しますがおよそ30~1時間程かかりますので,授業の予習しながら待っていて下さい).アップデート後に再起動が必要な場合はLinuxを再起動して下さい.
このアップデート作業は定期的に行うようにし,常にLinuxが最新の状態になるように注意して下さい.
続いて環境設定や授業・演習で必要となるソフトウェアをいくつか追加します.
ソフトウェアのインストールにはSynaptic パッケージ・マネージャというソフトウェアを利用します. 画面上の「システム」->「システム管理」->「Synaptic パッケージ・マネージャ」の順に選択し, Synaptic パッケージマネージャを起動してください.この際にパスワードを聞かれた場合は,ログインに使用したパスワードを入力してください.
追加インストールするソフトウェアとして,Windowsでも利用していたメール送受信ソフトウェアの「Thunderbird」を追加します.
「検索」をクリックし, 出てきたウィンドウの検索の項へ「Mozilla Thunderbird」と入力して,検索をクリックします.
すると, 画面の右側にあるリストにいくつかパッケージが表示されるので「mozilla-thunderbird」というパッケージを右クリックし, 「インストール指定」を選択します.
パッケージを選択すると, 「追加された変更点もマークしますか?」というウィンドウが出てくるので「マーク」をクリックします.
同じ要領で以下のパッケージを全てインストール指定してください.
- mozilla-thunderbird
- swi-prolog
- clisp
- emacs
- emacs-env-ja
- lv
- latex-env-ja
- samba
全てをインストール指定した後, 「適用」をクリックします.
「以下の変更を適用しますか?」というダイアログが出てきたら, そのまま「適用」をクリックしてください.
インストール終了後, Synapticパッケージマネージャのウィンドウ右上の「×」をクリックして終了させ,再起動を行ってください.
今後も,新たにソフトウェアが必要になった場合は,同様の手順で追加パッケージをインストールすれば簡単に追加することができます.
ただし,追加インストール後は,念のために先ほどのアップデートマネージャを起動して,アップデートの再チェックをしておいて下さい.
情報学部の専用設定を反映させるために,端末プログラムを開きます.
画面上の「アプリケーション」->「アクセサリ」->「端末」の順に選択すると,Cygwin のようなウィンドウが起動します.
この「端末」は授業や演習で頻繁に利用することになりますので,端末を選択する前に,右クリックして「このランチャをデスクトップへ追加」を選択して, デスクトップ上にショートカットアイコンを表示させておくと便利です.
以降のコマンドを使った操作は,この「端末」ウィンドウ内で行います.
まず,wget というコマンドを用いて,設定ファイルをネットワークを介してダウンロードします.
以下のコマンドを打ち込んでください.
cs09000@ubuntu-vm:~$ wget http://www.mizulab.net/Linux/Settingfor-CFW7-Ubuntu804LTS.tar.gz
このwgetコマンドでは,指定したURLからファイルをダウンロードすることができます.
正常にダウンロードが成功すると,「200 OK」だとか「28422/28422」とか画面に表示されます.
もし入力したURLが間違っていると「EROOR 404: Not Found.」と表示されますので,失敗した場合は注意深く入力を確認してやり直して下さい.
もし何度やってもうまくダウンロードすることができない場合は,ネットワーク接続に不具合がある可能性がありますので,次の3.5 ネットワーク設定を確認してみて下さい.
次にダウンロードしたファイルを解凍します.
拡張子が「.tar.gz」のファイルはWindowsでよく用いられる「.zip」のように圧縮されているため,圧縮されたファイルを取り出すために解凍する必要があります.
「.tar.gz」という拡張子の圧縮ファイルの場合,解凍には tar というコマンドを用いることができます.
端末に以下のコマンドを打ち込んでください(ファイル名を途中まで入力してTabキーを押すと,残りのファイル名が自動補完されるので入力ミスを防ぐことができます).
cs09000@ubuntu-vm:~$ tar zxvf Settingfor-CFW7-Ubuntu804LTS.tar.gz
解凍に成功すると,解凍先とファイルの一覧が表示されます
正常に解凍できたら,以下のコマンドを打ち込み,設定用スクリプトを実行します.それぞれのコマンドの意味を知りたい人はネットで調べてみて下さい.
cs09000@ubuntu-vm:~$ cd Settingfor-CFW7-Ubuntu804LTS
cs09000@ubuntu-vm:~$ ./setupCFW7
スクリプトの実行は,ほぼ一瞬で終わります.
なお,途中でパスワード入力を3回ほど求められるので,ログインに使用したパスワードを入力してください.
実行後,以下のように表示されればOKです.
cs09000@ubuntu-vm:~/Settingfor-CFW7-Ubuntu804LTS$ ./setupCFW7
PING www.mizulab.net (133.70.169.198) 56(84) bytes of data.
--- www.mizulab.net ping statistics ---
2 packets transmitted, 2 received, 0% packet loss, time 1000ms
rtt min/avg/max/mdev = 2.083/2.115/2.148/0.056 ms
(Network is available.)
-------- Panasonic CF-W7 Setup Script --------
[sudo] password for cs09000: XXXX(パスワードを入力)
New SMB password: XXXX(パスワードを入力)
Retype new SMB password: XXXX(パスワードを入力)
Added user cs09000.
Done.
一度だけの実行で大丈夫です.
環境などにより若干動作が異なる場合があるかもしれませんが,上の例を参考に適時読み替えて実行してください.
また,もしAdded user cs09000.と表示されなかった場合は以下のようにコマンドを入力してください.
cs09000@ubuntu-vm:~$ sudo smbpasswd -x cs09000
[sudo] password for cs09000: XXXX(パスワードを入力)
Deleted user cs09000.
cs09000@ubuntu-vm:~$ sudo smbpasswd -a cs09000
New SMB password: XXXX(パスワードを入力)
Retype new SMB password: XXXX(パスワードを入力)
Added user cs09000.
エラーメッセージのような表示の出た人は,ノートPC相談室(下記のLinux担当)までご連絡下さい.
VMware Player は 仮想OSである Linux のネットワーク接続に, Windows 側のネットワーク設定を反映させています(Windowsのコントロールパネルから「ネットワーク接続」画面を表示させると, VMwareという名を含む項目が増えているはずです).
そのため,本来であればLinuxでもネットワークに関する諸設定が必要ですが,無線LANも特に設定を行わずに仮想OSであるLinuxで認識されていると思います.
Ubuntuのネットワーク設定(画面上部のシステム->システム管理->ネットワーク)では,デフォルトでローミングモードになっています.
このローミングモードと言うのは,有線LANや無線LANを簡単に切り替えたり,IPなどを自動で取得してくれる便利な機能です.
特にノートPCの場合は場所を移動する度に設定をし直す必要がなくなるため便利です.
もしも,Windows側ではネットワーク接続できているのにLinux側では接続できない という場合は,多くの場合,Linuxの設定を変更するよりもVMwareの設定を変更すると解決します.
仮想OSである Linux 画面を囲うように青い枠ができていると思いますが, その上側の「VM」->「取り外し可能デバイス」->「ネットワークアダプタ」->「設定」と選択すると 「切断/ブリッジ/NAT/ホストオンリー」 のいずれかが選択されていると思います.
ネットワーク接続するためには,この選択肢の中の「ブリッジ」か「NAT」が選択されている必要があります.
このどちらかが選択されているにも関わらずゲストOSがネットワークへ接続できない場合は,もう片方の選択肢を選択してみてください.>
もしどちらを選択してもネットワークに接続できない場合は,ノートPC相談室(下記のLinux担当)までご連絡ください.
※ ネットワークに接続できないケースが増えているようなので追記します.
ネットワーク設定をNATに設定していると,UbuntuはDNSサーバとしてVMWare Player の DNS Cache Server 機能(192.168.x.2)を参照するように設定されます.
その際,DNSサーバが機能していないとネットワークにつながっていないように見えてしまいます.
実際はDNSが機能していないだけでIPアドレスレベルでアクセスすれば接続できますが,利便性の面で色々と問題があるかと思います.
NATをやめてブリッジにすると,情報学部PIPネットワークのDHCPサーバと直接接続することになりますので,マルチブートのLinuxの場合と同じ環境になります.
ただし,ホスト側のWindowsとは別のIPアドレスがLinux側に配布されるため,Linux側でも改めてネットワーク認証を行う必要があります.
以上から,情報学部棟内でネットワーク接続する場合は設定を「ブリッジ」にすることを推奨します.
その際にWindowsとは別に,改めてネットワーク認証を行う必要があることを覚えておいてください.
この章は必須ではなく,必要な人だけ行ってください.
Ubuntuのデフォルトフォントサイズは10ptとなっています.
個人的な好みもあるかと思いますが,このサイズを大きすぎる/小さすぎると感じる(特にウィンドウモードをよく利用する)人もいるかと思います.
このフォントサイズを変更するには,デスクトップ上で右クリック->「背景の変更」->「フォント」と選択し,適時自分の好きなように各種設定を変更してください.
以上の設定が正常にできたことを確認するため,Linuxを再起動してみます.
起動しているすべてのウィンドウを終了させ, 画面右上の赤いボタンをクリックし, 「再起動」を選択してください.
暫く待つと Linux のログイン画面が表示されます.
なお, ここで端末に以下のコマンドを入力することでも再起動することができます.
コマンド入力後にパスワード入力を求められるので, ログインに使用したパスワードを入力してください.
cs09000@ubuntu-vm:~/$ sudo shutdown -r 0
Linux ではWebブラウザとして Firefox がインストールされています.
この起動には以下のような方法があります.
自分の好きな方法を利用して起動してください.
- ウィンドウ上部の「アプリケーション」->「インターネット」->「Firefox ウェブ・ブラウザ」の順に選択する.
- ウィンドウ上部の「システム」の横にあるFirefoxのアイコンを選択する.
- 端末を立ち上げ, firefox & と入力する.
それでは,無事にLinuxからインターネット上のホームページの閲覧が可能なことを確認することができたら,Linux利用の手引き を読んでLinuxの基本的な使い方を習得して下さい.
最近のLinuxでは,多言語入力環境を提供する SCIM (Smart Common Input Method) と,日本語変換エンジンの Anthy というソフトウェアを併用して,快適な日本語入力環境が実現されています.
ここでは,SCIM と Anthy を用いた日本語入力方法について簡単に説明します.
SCIMを用いると様々なアプリケーションで言語入力が可能になります.
SCIMによる言語入力を開始したいときや終了したいときは,「Ctrlキー(WindowsでCtrlとCapsLockを変えている場合は CapsLock)+スペースキー」を同時に押して下さい.
Ctrlキーを押してそのままの状態でスペースキーを押せばOKです.
ただし「Ctrl+スペース」ではemacsの一部機能と被ってしまうので,設定スクリプトでその方法ではSCIMが起動しないようにしています.
SCIMを起動する場合は「全角/半角」で起動するようにしてください.
SCIMツールバーが画面上に現れれば,言語入力が可能です.
SCIMツールバー上の「UIM-direct」と書かれている部分を「日本語->Anthy」に変更してください(一度行えば設定が記録されます).
「あ」と書かれた部分をクリックすると,scim-anthyの入力モード切替メニューが表示されますので,カタカナとか半角入力に切替えることができます.
例えば,Firefoxを起動して,右上に表示されるGoogleツールバーで日本語入力して検索できるか試してみて下さい.
ちなみに学内の場合,ネットワーク利用の認証が済んでいないとダメですよ!
これらの設定の詳細やショートカットキーの割り当て,変更等に興味のある人は,SCIMとかAnthyとかでインターネットで検索してみてください.
次に,emacsでの日本語入力について説明します.
Windows上で利用していた Meadow のようなエディタとして,UNIX系OSでは emacs があります.
というか emacs をWindowsへ移植した実装の一つがMeadowなんですが.そのため,Meadowとemacsの操作はほとんど同じです.
emacs では Anthy に付属する Anthy-el を利用して日本語入力が可能です.
こちらで既に emacs の設定ファイル .emacs というファイルの中で Anthy-el を読み込むように設定しておきましたので,「Ctrl+¥」や「Ctrl+\」を押すことで emacs 上で日本語入力が可能になると思います.
端末に emacs test.c & と入力して emacs を起動してみてください(先ほどSCIMで日本語入力をONにした人は日本語入力になってしまいますので,「Ctrl+スペース」で日本語をOFFにしてからコマンド入力して下さい).
test.c というファイルを emacs で開いていることになりますので,適当にキーボードをたたいて英語の入力を試してみたり,「Ctrl+¥」を押して日本語入力が可能か試してみて下さい.
※もし日本語が含まれたファイルを保存する際に,emacsの下部へ「* Select coding system (default iso-2022-jp): 」などと表示されたら,「utf-8」と入力してEnterを押して下さい.
自作プログラムの実行時に日本語で表示させたい部分が文字化けしている場合や,メモ帳で開いたときに文字化けするなどの場合は,該当ファイルの日本語の文字コードの影響が考えられますので,emacs で該当ファイルを開いた後に,以下のように入力して日本語の文字コードを utf-8 へ変更してみてください.
C-x (Enter) f
Select coding system (default ...): utf-8
(何かしら変更を加えた後に) C-x C-s
今までに,日本語を扱ったファイルを開いたとき文字化けをしているという経験があるかと思います.
この文字化けはファイルが書かれたときと読み込まれたときの文字コードの違いから生じます.
実際に体験してもらうために,代表的ないくつかの文字コードで書かれた日本語を含むテキストファイルを作成しました.
以下にリンクを示しますので,Linux上で適当な場所にダウンロードし,cat utf-8.txt(テキストの名前は適時変えてください)と端末に打ちこんで表示させてみて下さい.
いずれもほぼ同じ内容を記述したテキストですが,このうち utf-8 のみが文字化けせずに表示できたと思います.
これは Ubuntu のデフォルトの文字コードが utf-8 であり(端末上でecho $LANGと打つと現在の文字コードが分かります),cat で表示した文字を utf-8 として表示しようとしたためです.
なお,emacsで開くとすべて正常に表示できていると思いますが,これはemacsが自動で日本語の文字コードを判断して文字化けしないように処理してくれているためです.
このため日本語を端末上に表示するときは,文字コードを適切に判断してくれるコマンドを利用する必要があります.
このコマンドとして,追加設定時にインストールした lv というコマンドが利用できます.
lv euc-jp.txt と入力すると,文字化けせずに日本語が表示されるはずです.
他にもパイプラインを用いて,cat euc-jp.txt | lvと入力してもOKです.
emacs以外のエディタや作成したプログラムに読み込ませるといったケースで,文字化けが発生してしまうことがあると思います.
この場合は,iconv というコマンドを用いて文字コードの変換を行うことができます.
リダイレクションを用いて,端末にiconv -f euc-jp -t utf-8 euc-jp.txt > euc2utf.txtと入力し,cat euc2utf.txtと入力してみると,正常に端末に日本語が表示されたと思います.
iconv コマンドは様々なオプションを指定することができますが,-f オプションで指定した文字コードを -t オプションで指定した文字コードへ変換することができます.つまり,euc-jp や utf-8 というような様々な日本語の文字コード変換を行うことができます.
例えばshift-jisをeuc-jpに変換したい場合はiconv -f shift-jis -t euc-jp shift-jis.txtというように実行します.
なお,iconvでは文字コードを判別する必要がありますが,一番簡単な方法は firefox などのブラウザを用いることです.
ブラウザで開き,ブラウザ設定で文字コードを色々変えてみて(表示->文字エンコーディング)正常に表示された文字コードを探すと言う方法です.
ここで説明した方法はごく一部であり,他にもっと便利な方法や興味深い議論などがあります.
興味のある人は,検索して自分なりの方法を見つけるのも面白いかもしれません.
画像ファイルを表示もしくは編集したいときは,以下のアプリケーションが既にインストールされています.
画像ファイルを表示したい場合は Eye of Gnome というアプリケーションがあります.
以下のコマンドで起動してみてください.
cs09000@ubuntu-vm:~/$ eog [画像ファイル名] &
Photoshop のような画像編集ツールで画像を編集したいときは Gimp というアプリケーションがあります.
cs09000@ubuntu-vm:~/$ gimp [画像ファイル名] &
USB 機器を接続する際は特殊な操作が必要となるため注意が必要です.
USB 機器を接続し,暫く立つと以下のダイアログが表示されるので,「OK」を選択してください.
そして画面下部のアイコンの右端を右クリックし,「接続(ホストから切断)」を選択します.
「切断(ホストに接続)」となっている場合は変更しないで下さい.
同様の処理は画面上部のVM -> 取り外し可能デバイスからも行う事が出来ます.
そして暫く待つとLinux上にウィンドウが開き,USB機器の内容が表示されます.これらファイルを操作するには,このウィンドウを用いても端末を用いても行えます.
端末で操作する場合は,cp や mv などを使ってファイルのコピーや移動ができます.USBメモリ等へのディレクトリへは以下のように入力することで移動できます.
cs09000@ubuntu-vm:~/$ cd /media/disk
なお,USB機器の名前が異なる場合もありますので,その場合は cd /media で移動してから ls コマンドで接続したUSB機器と思われるディレクトリ名を確認してから移動してみて下さい.
mount コマンドを実行することでも,接続したUSB機器が何という名前で /media ディレクトリにマウントされたか確認することができます.適宜読み替えて進めて下さい.
cs09000@ubuntu-vm:~/$ mount
...
/dev/sda1 on /media/disk type .....
USB機器を抜くときは,Linux側,VMware側,Windows側の計3つに対して操作を行う必要があります.いずれかの作業を行わなかった場合,USBメモリ内のファイルが全て読み取れなくなることもありますので,十分注意してください.
まず,LinuxでUSB機器にアクセスしていないことを確認し,念のためにアンマウントしておきます.端末に以下のコマンドを入力してください.
cs09000@ubuntu-vm:~/$ sudo umount /media/disk/
コマンド入力後パスワード入力を求められるので,ログインに使用したパスワードを入力してください.もし,以下のようなメッセージが出た場合は,
umount: /media/disk: デバイスを使用中です
端末が /media/disk にアクセスしていたりすることが原因ですので,適当な場所に cd で移動するなどしてからアンマウントを再度実行してください.もしくは,再度 mount コマンドを実行してマウントしていないか確かめ,USB機器等がマウントされていないようなら次の操作へ移ってください.
次に,VMware Player では,USBを接続した時と同様の手順で,ウィンドウ下部アイコンから「切断(ホストに接続)」を選択してください.これにより,Windows側にUSBの処理が移るので,通常WindowsからUSB機器を抜く時と同様の手順でUSB接続を解除し,USB機器を抜いてください.
今後の実験や演習ではLinuxを使うことが多くなりますが, Linux上で作成したファイルをWindowsから参照したくなること(や,その逆)もあるでしょう.
そのための方法として,以下の3種類の方法を紹介します.
- Drag&DropでUbuntuからWindowsへファイルを移動させる
- USBメモリ等の外部記憶装置経由でファイルのやり取りを行う
- Sambaというソフトウェアを用いてファイルのやり取りを行う
CDに入っていたUbuntuのセットからUbuntuをインストールした人は,UbuntuからWindowsへ Drag&Drop をすることでファイルを移動させることができます.
逆にWindowsからUbuntuへは移動させることができないので,その場合は他の2つの方法のどちらかを利用してください.
USBメモリ等を用いる場合は4.5 USB機器の接続をよく読んで操作を行ってください.
Sambaを用いる場合は,実はこれまでの設定において必要となる諸設定は既に終了しています.
Windows側で,デスクトップ上で右クリックして「新規作成」->「ショートカット」を選択します.
そして表示されるダイアログで場所を選択する項目があるので,\\ubuntu-vm\sambaと入力してください.
その際,Ubuntuが起動している,かつネットワーク接続できている必要があります.
Ubuntuにログインしている必要はありません.
もしユーザ認証を求められた場合は,Linuxにログインするときに使用したユーザ名とパスワードを入力してください.
ここに適当にテキストファイルを作成し, Linuxにログインし端末に以下を入力してください.
cs09000@ubuntu-vm:~/: cd /var/samba
ここでlsと入力しファイル一覧を表示すると,先ほどWindows側で作成したファイルが表示されるはずです.
これらファイルは読み込むことも書き込むこともできますし,またLinuxでここにファイルを置いた場合,Windows側でも読み書きできるようになっていると思います.
emacs など多くのアプリケーションでは「C^p(上)」「C^n(下)」「C^f(右)」「C^b(左)」「C^a(一番左へ)」「C^e(一番右へ)」「C^k(1行カット)」「C^y(1行ペースト)」といったショートカットキーを用いることで,両手をホームポジションから移動させることなく,素早く移動やコピー,ペースト,再入力が可能になり効率的に操作することができるようになります.
この時,CtrlキーとCapsLockキーを入れ替えることで左手小指の移動距離を少なくでき,これらの操作をしやすくなります.
Linux側でもこの入れ替え設定をすることができるのですが,VMware上ではうまく動作しませんでした.
ただし Windows でKeySwapというツールでCtrlキーとCapsLockキーの入れ替えを行うと,結果的にVMware側でも同様にキーの入れ替えが行われます.
そのため,キー入れ替えを行いたい場合は上記ツールなどのキー入れ替えソフトを導入してみて下さい.
この項では実験系講義における諸注意を説明します.
2年次前期は特に必要のない情報なので,実験系講義を受講する時になったら読み返してください.
実験系講義では,SEPボードと呼ばれる装置とノートPCをUSBで接続します.
そして,追加設定でインストールした(設定スクリプトを実行することで自動でインストールされます)septs というコマンドを利用するのですが,4.5 USB機器の接続を参考に,Linux側にUSB機器を認識させてからコマンドを実行してください.
なお,USB接続時に Windows 側でデバイス検索が行われますが,Windows 側で認識させる必要はないので検索は行わないようにしてください.
仮想OSのデメリットでもありますが,USB機器との septs コマンドを使ったSEPボードとの通信が多少不安定な場合があります.具体的には,コマンドを入力しても応答がいくら待っても返ってこなかったり,エラーが生じたりする場合があります.その場合は,「C^c」でコマンドを終了してから再度 septs コマンドを実行しなおしてみて下さい.septs コマンドを途中で終了したとしても SEPボードへ書き込んだデータはそのまま残っていますので安心して下さい.もし,それでもうまくいかない場合はお気軽に下記 Linux 担当までご連絡下さい.
Linux をアンインストールしたい場合は,VMware Player ならび,Linuxの仮想ディスク(DVDからコピーして展開したファイル)を削除すればOKです.
今回の仮想OSとしてLinuxをインストール方法では,MBR(Master Boot Record)と呼ばれる情報にも変更を一切加えないため,Linux領域(仮想ディスク)をそのまま削除しても問題は発生しません.
(デュアルブートでLinuxをインストールした場合は,削除する前に起動ディスクを用意しておく(PCからLinuxを完全に削除する場合),もしくはLinux領域の削除後にLinuxを再度インストールする(別のLinuxをインストールする場合)などの対処が必要になります.)
授業のレポートなどをThunderbirdを用いて提出する場合、送信ができない場合があるようです。
これはアカウントの初期設定でSSLを有効にしていないためで、これを有効にすると、問題なく自宅から学校のアカウントを用いてメール送受信を行うことができるようになります。
SSLの有効化は以下のように操作してください。
- アカウント設定-サーバ設定 のSSLを使用する(L)にチェックする
- アカウント設定-SMTPサーバの設定 で編集を押し、「保護された接続を使用する」の部分でSSL(L)にチェックする
- OKを押しサンダーバードを再起動する