情報学部 Linux サポートページ | 情報学部ネットワークサポートページ | 情報学部 | 静岡大学
表紙 | 目次 | |

第 4 章: 日本語入力と電子メール

4.1 日本語の入力

Emacs での日本語入力

今回用意したLinux環境では Emacs を使用できる.コマンドは emacsである.使い方は Windows 上での Meadow とほとんど同じなのでここでは説明は省く.

Emacs での日本語入力には Anthy という日本語入力システムを使用する(この Anthy は,京都大学大学院の修士課程に(当時)在籍していた学生さんたちが中心となって開発されたものである.ここを読んでいるみなさんにも,彼らに負けないような活躍を期待する).以下に Anthy でのキー操作を示す(「C-x」 はコントロールキーを押しながら x を押すことを示す.「M-x」 は Esc キーを押してから x を押すことを示す(例にはないが)).

日本語入力の切り替えC-\o
変換スペース
確定Enter
次の候補C-n
前の候補C-p
次の文節C-f
前の文節C-b
文節を広げるC-o
文節を縮めるC-i

X Window 上での日本語入力: scim

Xウィンドウシステムでは scim という多言語入力システムのインタフェースを利用することにより Anthy を使用できる.すなわち scim により Emacs 以外の Xウィンドウシステム上のアプリケーションで日本語入力が可能となる.

Shift+スペース」により日本語入力をトグル切り替えできる.そのほかのキーバインドは Emacs 上の Anthy と,ほぼ同じである.

4.2 電子メール: Thunderbird を使うには

Windows 上で使っていた EdMaxと同じような操作感を持つアプリケーションとして, Thunderbird を使ってメールを読むことができる.

以下,Linux で Thunderbird を使ってメールを読むための設定について説明する.

  1. Thunderbirdを起動する.(メニュー→「アプリケーション」→「Internet」→「E-メール」→「Thunderbird」にある.)
  2. "Import Wizard"が起動するので,そのまま"Next >" ボタンを押す.
  3. "Account Wizard"が起動するので,下記の手順にしたがってアカウント情報を設定する.
    1. "New Account Setup" で, "Email account" が選択されていることを確認して "Next >"ボタンを押す.
    2. "Identity" で,"Your Name:"のところに,あなたの名前(たとえば,Hiroshi Mineno など)を入力,"Email Address:" のところに,あなたのメールアドレス(たとえば,csXXXX@s.inf.shizuoka.ac.jp など)を入力する.入力したら,"Next >" ボタンを押す.
    3. "Server information" で,"POP" が選択されていることを確認し,"Incoming Server:" のところと "Outgoint Server:"の両方に,サーバのアドレスとして mailhost.s.inf.shizuoka.ac.jp を入力する.入力したら,"Next >" で次へ.
    4. "User Names" で,メールアカウントのユーザ名(メールアドレスの @より前の部分)を指定する.Linuxでユーザアカウントを作成したときに,間違いなくできていれば,"Incoming User Name:" のところに,適切なユーザ名がすでに入力済になっているはずである.それを確認して,"Next >" で次へ.
    5. "Account Name" で,今設定したアカウントに名前をつける.この名前は,Thunderbirdで複数のアカウントを扱う場合に,アカウントの区別に用いられる.特に希望がなければ,そのまま"Next >"で,次へ.
    6. "Conguratulations!"では,これまでに設定した内容が確認できる."Download messages now" にチェックマークが入っているが,日本語に関する設定を追加してからメールを読んだ方が都合がいいので,このチェックマークを 外して から "Finish" で設定を完了する.
  4. 次の手順にしたがって,設定を日本語向けに変更する.
    1. "Edit"メニューにある"Preferences"を選んで,"Thunderbird Preferences"設定パネルを開く.
    2. 上段の"Display"を選び,その下に表示された"Fonts"タブの"Outgoing Mail:" と"Incoming Mail" の部分を両方とも,"Japanese (ISO-2022-JP)"に設定する.

      Options-Language
    3. "Close"で"Thunderbird Preferences"設定パネルを閉じる.
  5. 次の手順にしたがって,メールをHTMLで送らないように設定変更する.
    1. "Edit"メニューの "Account Settings" を選んで,"Account Settings"パネルを開く.
    2. "Composition & Addressing" を選択し,"Composition" の設定の中にある"Compose messages in HTML format"についているチェックマークを外す

      Do not compose mail as html
    3. "OK"を押して,"Account Settings"パネルを閉じる.
  6. 次の手順にしたがって,セキュリティの設定を変更する.
    1. "Account Settings"パネル中の"Server Settings"の"Security Settings"で,"SSL"をチェック
    2. "check for new message every 10 minites" のチェックを外す
    3. "Return Receipts"パネル中の"Customize return receipts for this account"の"Never send a return receipt"をチェック
    4. "Outgoing Server (SMTP)"パネルで,"Edit"を押し,"SSL"にチェック
以上の設定で,Linux上からもメールが読めるようになる(ただし,Linux上で受け取ったメールはWindows上のThunderbirdからは見えないので,注意!).メインで利用するのがWindowsであるなら,Linux上のThunderbirdでは受信メールをサーバへ残す設定にしておき,WindowsのThunderbirdでは受信メールをサーバから削除するに設定しておくとよい.

既にWindowsでThunderbirdを使っているので,英語で表示されていても使い方は想像できるだろう.

"Get Mail"アイコンをクリックすることで,メールを受信できる."Enter your password:" というダイアログが出てきたら,メールアカウント用のパスワードを入力する.

"Write" アイコンをクリックすることで,新しくメールを作成して送ることができる.ここで,"Attach" アイコンをクリックしてでてくるメニューの"Files"を選ぶと,ファイルを添付することができる."To:" と書いてあるところに,メールを送信する相手のメールアドレスを入力する."Send"アイコンをクリックすると,メールを送ることができる.

詳細な使いこなし方については,Web上のいろいろな解説を参考にするとよい.

■課題 Linux での日本語入力とメール
A&D I のレポート用のアドレス rep-ad1-cs@edu.inf.shizuoka.ac.jp 宛に,「日本語で」今回の UNIX 講習会の感想を送ること.Subject は 「report: linuxmail」とする.なお,Thunderbirdからメールにプログラムを添付して提出する練習として,この手引きに出てきた 「kuku.c」などを添付してみるとよい.


表紙 | 目次 | |